リッキーブログ

2020.08.24更新

 

こんにちは
用賀リッキー整形外科、理学療法士の上遠野です。

 

 

前回の私は肥満のメカニズム糖類編を投稿させてもらいました。
聞き慣れない言葉が多くわかりにくかったと思います…
反省してます…。

 

 

今回はその反省を踏まえてなるべく簡単なことばでまとめていきたいと思います。

さて、今回は肥満のメカニズム脂質編です。

 

 


脂質はエネルギー源であり、体の細胞を作る要素でもあり、ビタミンを運んでくれる役割もあるので、なくてはならない栄養素の一つです。
しかし、これも取り過ぎると肥満の原因とないます。

 

 

脂質は1gで9kcalもあります。糖質、タンパク質に比べると約2倍です。
それだけ太りやすいんです。
しかし、太りやすい原因はカロリーだけではないのです。

 

 

もちろん食べ過ぎなければ太りませんが!
どうしても食べすぎてしまうメカニズムが脳にあるのです!!

人の味覚には甘味、塩味、酸味、苦味、うま味と言った5つの味覚があります。これは食べ物が体にとって有益なのかそれとも有害なのかを判断するセンサーの役割も担っています。

 

 

例えば、
脳のエネルギーに必要な糖質は甘味
筋肉を作るタンパク質はうま味
細胞の機能を維持するための適量なナトリウムは塩味
また、
体にとって有害となる大量のナトリウムはしょっぱい
腐った食べ物は酸味
毒物は苦味として感じ、避けるようにプログラミングされています。

 

 

では、脂質はどのような味がするかというと無味です。脂質は無味無臭で5つのどの味覚にも感知されません。

 

 

脂質のエネルギーは糖質やタンパク質より2倍も多く、エネルギーを貯蔵するのに有効的な栄養素になります。
そのため、脂質を無味でも美味しいと感じるのことは、人の生存にとって有益だからなのです。

さらに、脂質を口にするとその一部が舌から吸収され神経細胞を刺激します。
神経細胞が刺激されると脳内で「快感」を感じされる物質が放出されて、もっと食べたい!!と思ってしまうのです。

なかなか痩せない…食べてないのに太る…こう思っている人は
無意識のうちに脂質を多く含む食事を選び満足するまで食べているのかも知れません。

 

 


このように、生きていくためと快感を得るために無意識的に脂質を取りすぎてしまうことが、肥満のメカニズムの1つなのです。


コロナ禍でストレスが溜まり、快感を得るために脂質を取る…。
ついつい食べてしまうかもしれませんが、脂質を取ることで脳内は「脂がほしい!!快感をくれ!!」と中毒傾向になることも最近の研究で示唆されています。


長くなってしまいました…。
この肥満のメカニズムを思い出し少しでもダイエットや健康維持に役立てていだだければ幸いです!

投稿者: 用賀リッキー整形外科

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